コラム

BtoB企業が行うマーケティングリサーチ

リサーチデータ新型コロナウイルスの感染拡大が大きく騒がれ始めた頃、「コロナ禍」とともに「アフター・コロナ」という言葉をよく見かけるようになりました。当時は、いつかコロナが落ち着く時期はやってくるという期待感も、社会の中で一定の割合存在していたのがわかります。

 

マーケティングリサーチとは、商品やサービスのマーケティングを行うために、市場全体のトレンドや顧客のニーズを調べ、分析し、市場の未来予測までを行うことを指します。新型コロナウイルス感染拡大の影響下において、BtoB企業は経営戦略の変革が求められ、マーケティング部門は存在価値をより発揮する環境下にあります。マーケティング施策の一環として、マーケティングリサーチは欠かせないものといえるでしょう。

 

では、マーケティングとはそもそも何でしょうか。また、マーケティングリサーチ、市場調査というワードはよく目にされると思いますが、こちらは同じものを表しているのでしょうか。

 

1.マーケティングリサーチと市場調査の違い

(1)マーケティングとは

(2)マーケティングリサーチとは

(3)市場調査との違い

2.それぞれの手法の活用法

(1)市場調査の場合

(2)マーケティングリサーチの場合

1.マーケティングリサーチと市場調査の違い

(1)マーケティングとは

マーケティングとは、商品・サービスを購入してもらうための一連のプロセスの中で、情報の収集・分析からプロモーション、顧客の購買意欲の創出といった、企業活動を円滑に進め、売れる仕組みを作り出す施策を、包括的に表した概念です。

 

(2)マーケティングリサーチとは

マーケティングリサーチとは、商品やサービスのマーケティングを行うために、市場全体のトレンドや顧客のニーズを調べるアプローチになります。定性調査など*により、深い掘り下げから分析をし、未来の市場動向を探ります。マーケティングリサーチによって、顧客の嗜好を把握し、ニーズに合った商品やサービスが提供できるようになります。
*マーケティングリサーチのなかで定量調査を実施することもあります。

 

(3)市場調査との違い

マーケティングリサーチと市場調査については、市場や顧客の動向を調査するという意味では同じです。しかし、市場調査(マーケットリサーチとも呼ばれます)は市場における現時点での需要や実態を把握することに主が置かれ、数値などから統計的に「現在」を理解するアプローチになります。調査手法としても定量的なWeb調査、郵送調査、電話調査などが中心となります。このように、市場調査が過去から現在までのベクトルで統計的に市場を広く調査するのに対し、マーケティングリサーチは過去から未来までのより長いベクトルで市場を深く理解し、調査することを指します。
では、どのようにそれぞれを企業は活用すればよいのでしょうか。

 

2.それぞれの手法の活用法

(1)市場調査の場合

市場調査は、定量的な調査手法により数値などのデータから「現在」(結果としては過去の消費行動)を知ることができます。その結果を分析することにより、製品開発前や新規市場への参入時の戦略など今企業としてすべきことを把握するために活用されます

 

(2)マーケティングリサーチの場合

マーケティングリサーチは、定性的な調査手法により顧客の生の声をより深い部分で集めることができます。その結果を分析することにより、顧客の好みや消費行動の因果関係など数値化できないものを把握することができるため、開発中の商品テスト、商品やサービスの品質向上やマーケティング施策立案などに活用されます。